ベースとなるのは、かつてフランスで労働着として用いられていた”ブーシュロンブラウス”。
時代の変化と共に役目を終え、姿を消した、この往事（昔）の服の特徴を集約した一着となります。
再現したのは、”おおらかさ”。
今に至るまで変わらず存在し続ける労働着と比較し、衣類を再考する上で最良の物として、このモデルをTHE CIRCA BRANDの出発点としたモデルとなります。
特徴的なスタンドカラーのネックですが着用時に立てても開いて襟のようにしてもしっくりとくるバランスです。
袖付けは真っすぐで肩が落ちる美しさを感じていただければと思います。
袖先もシンプルに、袖を捲ってもストレスのない着用感となります。
ポケットは左胸に大きく一つ付いております。
写真ではわかりにくいですが、ポケットの生地の地の目のみが横使いになっております。
そのことにより洗濯をすることでボディの縦目の地の目と相まって独特なアタリが生まれます。
裾はスクエアのシンプルな仕上がりになっております。
最大のポイントはその”バックスタイル”。
ダーツとベルトにより着こなしの幅が広く、ジャケットとしても、シャツとしても無限の着こなしの幅が生まれます。
生地には経糸にコットンの強撚糸を使用し、緯糸にリネンを配したツイル生地となります。
敢えて生地を裏使いすることで光沢と強度を備えるリネンが表面になり、強撚により繊細さと強度を高めたコットンが裏面となる生地使いも大変珍しいかと思います。
コットン65％・リネン35％の生地となります。
後半の画像の物は洗濯と着用を数回繰り返した私物の物となります。
着用と洗いを繰り返し、複雑に締まりと緩みを反復した独特な風合いに変化していっております。
そしてこの”THE CIRCA BRAND”のユニークな点をもう一つご紹介致します。
《サイズ展開が無い事》です。
普通のアパレル商品であればサイズがあり、好みのサイズを選んで・・・となることが普通かと思いますが、このTHE CIRCA BRANDではサイズ展開をせず、ONE SIZEのみの展開となります。
ビンテージクロージングに出会った時のように、ご自身がその「衣服」に合わせた着方、工夫をして頂きたい・・・とのデザイナーの意向でもあります。
そんな一癖も二癖もありそうなブランドですがプロダクツは至ってシンプルそのもの。
《着るか・着ないか》となります。
私は《着る》という結論に至ってのお取り扱いとなります。
ぜひ皆様にもこの素晴らしさを体感していただきたいと思います。
実寸
表記 S101A 46
着丈 69��
袖丈 57��
肩幅 55��
身幅 61��
※NON-WASHの物で計測しております。
※ONE-WASHをかけることで着丈4�僉Ω�幅1�僉�身幅2�僂僚未澆�出ました。ご参考まで。