1930年代の”ELGIN"のトノー型ケースの腕時計のご紹介です。
自身がアメリカ買い付けの際にアンティークウオッチコレクターより購入し、国内にて信頼のおけるアンティークウオッチディーラー経由で腕の立つ職人にお願いしオーバーホールをかけた逸品です。
ELGIN社はアメリカで1864年に創業したウオッチメーカーで1910年代から腕時計の製造、軍への納入もしていたアメリカを代表するウオッチメーカーの一つです。
そんなELGIN社が勢いのあった1930年代に作られた腕時計をご紹介させていただきます。
青焼き針にスモールセコンド、ラグ部分にまで繊細に彫り込まれた模様など細部に渡って作り込まれており当時のモデルの中でも上位機種に属する個体です。
この個体は手巻きとなります。
リューズを押し込んでネジを巻く懐中時計などと同様の仕様となり、少しだけコツが要りますが慣れるとゼンマイを巻くたびにカリカリと巻き上がる音がしながらゆっくりと針が動き出します。
美しいトノー型（樽型）ケースは大きな傷やダメージも無く、前所有者が丁寧に大切に使っていたことが伺えます。
LIZARD=トカゲの革で作られたブラックの本革バンドが付いております。
バンド自体の劣化もほとんど見られず、大変良好な状態です。
ラグ幅は16�个箸覆蠅泙后�
ケースサイド面にも帯状に彫り模様が描かれております。
バンド自体はMADE IN CANADAとなります。
又、この年代ですとバンドが取り付け、取り外しのできないはめ殺しの物かワンピースのバンドが付く物がほとんどですがこちらの個体はバネ棒タイプですので16�个諒�であれば交換可能となります。
ケース裏面も非常に綺麗な状態です。
付属のベルトですと劣化が激しい物やおまけ程度の物も多くみられるアンティークウオッチですがこの個体の物は非常に程度も良く、時計本体との相性も抜群ですのでしばらく交換は視野に入れなくて良さそうです。
又、今回、オーバーホールにご協力いただきましたアンティークウオッチ専門店である”WHITE KINGS”様の発行した”オーバーホール証明書”が付いております。
OH完了後から動作チェックをしておりますが日差で±30秒以内には収まっており、この時代の時計でここまでしっかりと精度が出る物もなかなか見つからないかと思います。
サイズ感、質感、そして歴史あるアンティークウオッチとなります。
オーバーホールも済ませてありますので安心して使って頂けます。
勿論、ビジネスにもカジュアルのも最適な一本となりますのでぜひこの機会をお見逃しなく。
実寸
縦幅 38ｍｍ
横幅（最大）29ｍｍ ※リューズは含みません
ラグ幅 16ｍｍ
※手巻きのアンティークウオッチとなります。
※90年近く前の物となりますのでご理解の上ご購入下さい。
※今回オーバーホールを施した際のオーバーホール証明書が付属します。