1920年代に作られたと推測できるワークシャツを参考にしっかりとした厚みのある生地感やネックのチンストラップ、プルオーバーシャツのように見える前立て、右胸に付く歪な形状のポケットなどオリジナルとなるビンテージシャツの持つディティールを余すことなく研究して製作したショートスリーブのワークシャツが当店のオリジナルアイテムとして登場いたします。
ネック部分に付くチンストラップ、この時代のワークシャツではお馴染みのディティールではありますが、いつ見てもクラシックなワークシャツを語る上では見逃せないスペシャルなディティールかと思います。
そしてこのシャツの特徴となる太目のアーム周りと袖付けの角度にご注目いただきたいと思います。
恐らくですがオリジナルビンテージは長袖であったものを半袖に詰めた物かと推測しております。
それに伴い、二の腕周りは他の半袖シャツのようにシェイプしておらず、肩から真っ直ぐな太い形状をしており、どこか野暮ったい腕廻りのシルエットとなっておりました。
綺麗な形に修正することは容易ですが、オリジナルの持つ雰囲気や野暮ったさを尊重してそのままの太さのある腕廻りに仕上げております。
右胸に付く歪な形状のポケットとポケットの上辺に入るVステッチ。
前立ては一見、プルオーバーシャツのように見える前立てとなっております。
裾は”コートスタイル”等と呼ばれる丸く処理されたフロントの裾も必見のディティールとなります。
サイドのマチ部分には耳使いがされております。
そしてこのシャツの特徴として見逃せない生地の厚み。
オリジナルビンテージ同様、しっかりとした厚みのあるツイル生地を使用しております。
通常シャツで使用する厚みではなく、わかりやすく説明するとカバーオール等と同じ厚みのツイル生地となります。
これもオリジナルの持つユニークなディティールで、半袖シャツでは中々見かけることのない物ではないかと思います。
洗いをかけることで生地全体に凹凸が生まれ、しなやかさを感じていただける生地感かと思います。
そして、今回製作したシャツのボタンには全てビンテージホワイトシェルボタン（貝ボタン）を使用いたしました。
前回のアメリカ出張の際に集めた部材で、全て二つ孔の物を選別して今回のシャツに使用いたしました。
故に彫りの入る物や多少、大きさが違う物も一着の中で混在する物となりますが、全てのボタンが一点物で二着と同じ物が存在しない物となりますのでそういった点も楽しんでいただければと思います。（遠目にはボタンの違いはほとんどわからないかと思います。）
こちらは参考としたビンテージシャツとなります（非売品）
この当時の特徴のある直線的な形状、100年経ったオーラは流石です。
しかし、着用には少し心許ないので現代の着用に適したサイズ感と生地を選定し当店オリジナルアイテムとして極少量ですがリリースさせていただきます。
画像はONE WASHの物を撮影しておりますが、お渡しはNON-WASHの物をお渡しさせていただきます。
洗濯をかけると多少の縮みが出るかと思います。
サイズは”2”と”3”をご用意いたしました。
サイズ2はSMALL〜MEDIUMを着用される方に程よい大きさかと思います。
サイズ3はLARGE〜X-LARGEを着用される方に程よい大きさかと思います。
少しゆとりのあるサイズ感に仕上げましたので、様々な方に着ていただけるかと思います。
計測値をご参照の上ご検討いただければと思います。
「労働」を示す”Labor”の名を与えられたオリジナルショートスリーブシャツ。ビンテージではほとんど半袖のシャツは見つからないのであまり半袖シャツは作る機会がございません。
とても素晴らしいシャツをご用意することが出来ました。
今回も極々少量ずつでのオリジナル商品製作となりますので、気に入って頂ける方に届けば幸いです。よろしくお願いいたします。
実寸 （NON WASHにて計測）
サイズ表記 2
着丈 76.5��
袖丈 24��
肩幅 46��
身幅 59.5��
サイズ表記 3
着丈 77.5��
袖丈 25.5��
肩幅 49��
身幅 62��
※写真はONE WASHの物となります。お渡しはNON-WASHの物となります。
※多少の計測の誤差はご容赦ください。
※ONE-WASHをかけることで着丈、袖丈、肩幅、身幅で1.5�冂�の縮みそれぞれが出ました。（天日干し）ご参考まで。
※通信販売ご利用の際には通販ページの”GUIDE”ページを必ずご確認いただいてからのご利用をお願いいたします。