INTERNATIONAL TIME RECORDING Co.=インターナショナル・タイム・レコーディング・カンパニー（ITR）は、20世紀初頭のタイムキーピング機器の大手メーカーであり、給与計算と管理の目的で従業員の時間と出席を追跡するダイヤル、キー、カードレコーダーを製作する会社として知られていました。
1900年に設立された同社は、買収と合併を通じて成長し、いくつかのタイムレコーディング会社を1つの大きな事業体に統合しました。
1924年にITRは他の企業と合併し、International Business Machines Corporationとなります。現在では米国・ニューヨークに本社を置く”IBM”の名称で知られる世界的にも有名な会社となります。
今回ご紹介する時計は四角のスクエアフレームに文字盤に沿ってラウンドに文字盤が付くタイプの物です。
文字盤には数字が入る非常に落ち着いた仕様の物です。
文字盤側とボディ側は蝶番にて跳ね上げることが可能で、現状では後のムーブメントで時間調整が可能です。
フレームにはオーク材が使用されており、しっかりと目の詰まった重厚感のある雰囲気です。
フロントのガラス面もとても綺麗な状態です。
元々は電気式の大きなメカが付いておりましたが製作から100年以上経っており、勿論ムーブメントは使用できなかった為、当店にて単三電池1本で動くスイープ式ムーブメント（カチカチと音がしない）に交換済みです。
その際にもオリジナルの針をそのまま加工・採用しておりますので見た目の雰囲気を変えることなく動くよう、新たな命を吹き込んでおります。
製造時のラベルもそのまま付属しており、"AUG 27 1923"の文字が見えます。
1923年8月27日に作られた物で、100年以上前の時計となります。
又、1924年にはINTERNATIONAL TIME RECORDING Co.からIBMへ社名も変更しておりますのでほぼ最終期のINTERNATIONAL TIME RECORDING Co.の時計であることがわかります。
当店にて全パーツの分解・各パーツの洗浄・掃除・新しいムーブメントの組付けをしておりますので安心してご使用いただけます。
大きさは外寸で約38�僉�38�僂箸覆蠅泙后�リビングの壁の中央や玄関などお気に入りのスペースに飾って頂ければと思います。
奥行（厚み）もありますので、置時計としても非常に雰囲気が出るかと思います。
渡米の度、こういったオーク材を使用した掛け時計を常に探しておりますが、年々見かけることが少なくなっており、こういった古い時計なども見つかりにくいのが現状です。
大変古く、貴重な物ですがしっかりとメンテナンス済みで実用できるアンティークに仕上げましたので気になった方はぜひこの機会をお見逃しなく。
実寸
外寸 約38�僉�38��
厚み（最大）約9��
※計測による多少の誤差はご容赦ください。
※細かい傷などは画像をご参照の上ご検討ください。
※アンティークの一点物であることをご了承ください。
※通信販売ご利用の際には通販ページの”GUIDE”ページを必ずご確認いただいてからのご利用をお願いいたします。